こんにちは、欅並子です。
オークス・ダービーが終わり、春のG1シリーズのピークはなんとなく越えてしまった感のある今週です。
東京競馬場は今週から第3回開催へ。関西では、リニューアルした京都競馬場での開催を一旦終了して、舞台は阪神競馬場に戻ります。
今週からは、2歳馬の新馬戦も始まりますね。夏が来るぞ~!って感じがしてきました。
今日は、今週土曜日に阪神競馬場で開催される鳴尾記念(G3)について書いていきたいと思います。
鳴尾記念は、伝統のある古いレースですが、開催時期や距離などいろいろ変遷があったイメージのあるレースです。
鳴尾記念の「鳴尾」とは現在の兵庫県西宮市あたりにあった古い地名(兵庫県武庫郡鳴尾村)で、阪神競馬場の前身である「鳴尾競馬場」に由来します。
鳴尾記念の創設は1951年で、創設当時は阪神競馬場の芝2,400メートルを舞台に年に2回(6月・12月)開催されていた競走でした。1954年からは年1回のレースに。
年1回の開催になって始めの頃は6月の開催でしたが、その後時期を3月や12月などいろいろ変更されました。
グレード制が導入された1984年当初はG2の格付けでしたが、2000年からはG3に降格。
距離も、芝2,000メートル、芝1,800メートルなどと何度かの変更を経て、また芝2,000メートルのレースに落ち着きました。
現在と同じ6月に、芝2,000メートルで行われるようになったのは、2012年の第65回から。(2021年・2022年は、京都競馬場改修工事に伴う変更で中京競馬場で開催)
今は、宝塚記念の前哨戦という位置づけが定着している鳴尾記念です。
過去10年のデータ分析を確認してみたところ、
- 4・5歳馬
- 前走がG2以上
こういった馬の3着以内率が高めということですが、なんとなく、これといって決定的なジンクスみたいなものはなさそうな感じがします。あまりデータにこだわらず、気に入った馬を買うのがいいのかなという感じですね。
では、今年の出走馬から注目馬を挙げていきましょう。
※鳴尾記念(G3) オッズ | 2023年6月3日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容をもとに記事を書いています。
カラテ
予想オッズ単勝7.1倍、4番人気です。
前走・新潟大賞典を5番人気ながら見事に勝ったカラテ。
個人的には、昨年の新潟記念で単勝を当てた時から気になる馬で、天皇賞でもジャパンカップでも応援していた馬です。
今回、久々の出走となった新潟大賞典ですが、ひょっとしたら1着もあるんじゃないかと思っていました。ただ、新潟大賞典はNHKマイルカップの裏の開催で、その日わたしは東京競馬場にいたものですからパドックもレースもきちんと見ることもできず、馬券も取れずで残念でした。
で、今回の鳴尾記念はどうしましょうかね。
今の感じだと、カラテは新潟2,000メートルに特別な適性があるようにも思えて、阪神競馬場ではどうなんだろうという感じがします。
カラテは、昨年4月にマイラーズカップで一度だけ阪神競馬場を走ったことがありますが、阪神の芝2,000メートルを走るのは初めてです。
ソーヴァリアント
予想オッズ単勝3.0倍、1番人気です。
今年2月の中山記念以来、3ヶ月の休養明けです。
現在5歳ですが、これまで12戦5勝。結構ゆっくり休み休み使われている馬という印象ですね。
3歳の終わりから4歳の間、9月と12月にしか走っていなかった馬ですが、5歳になった今年は2月の中山記念から6月の鳴尾記念というローテーションで、少しパターンが代わりました。順調だということだと思います。
鞍上は、昨年12月にチャレンジカップを勝ったときと同じC.ルメール騎手に戻ります。
前走の中山記念では、1番人気ながら9着という結果で、レース後のコメントでも敗因不明、「こんなに負ける馬ではないのに」なんて言われていて、ちょっと信頼度に欠けるところはある馬ですね。
フェーングロッテン
予想オッズ単勝5.6倍、2番人気です。
堅実といえば、フェーングロッテンですよね。
注目馬2頭挙げたのがたまたま関東馬ばかりだったのですが、やっぱり阪神競馬場で行われるレースなので関西馬も挙げておきたいです。
といっても、フェーングロッテン、阪神競馬場ではあまり走ったことがない。
(とはいえ、2歳時に未勝利勝ちを挙げたのは阪神競馬場の芝2,000メートルです)
全体的に、G1ではもう一歩という感じの馬が揃う中、前走G2の金鯱賞で2着というのは少し格上感を感じさせる成績ですよね。現時点では、この馬本命で考えたいと思います。
以上、鳴尾記念の注目馬について確認しました。
今週の土曜日はリアルタイムで競馬が見られないため、パドック予想はできませんが、結果を楽しみにしたいと思います。