日本馬も多数参戦するらしい　サウジカップってどんなレース？

こんにちは、欅並子です。

このところ、競馬ニュースを眺めていると「サウジカップの招待を受諾した」という内容でいろんな馬の名前が流れてきませんか。

有力馬の名前がたくさん出てきて、とても豪華で面白いレースになりそうなのですが、この「サウジカップ」って一体、いつ行われるどんなレースなのでしょうか。

ちゃんと楽しみに待つために、概要を調べてみました。

サウジカップは、サウジアラビアの首都リヤドにある、キング・アブドゥルアズィーズ競走馬術広場というところで開催される、ダート1,800メートルのレースで、今年は2月25日に開催されます。

サウジカップは、2020年に創設されたというまだ新しい競走です。

2022年に、IFHA（国際競馬統括機関連盟）の格付けでサウジアラビアが「パート2国」に昇格したため、このレースは国際G1競走として施行されるようになりました。

……と、Wikipediaには書いてあります。

わたしは海外競馬、競馬の国際交流の事情にあまり詳しくないので今初めて知ったようなもんなんですけど、世界中の競馬をひとつの基準でとりまとめるための国際機関（IFHA）というものがあるんですね。

そこの基準では国ごとに格付けがなされていて、何らかの条件をクリアして必要な「格」を認められないと、その国で行われているレースが世界的にG1とは認められないってことなんですね。

（ネットで調べてもその辺りがまとまった資料がなかなか見つからないのですが、いつか勉強してみたいです。）

というわけで、サウジアラビアは2022年からIFHAのパート2国に指定されたため、サウジカップはその都市から国際G1競走として開催されるようになりました。しかし、国際G1競走になるより前の、2020年の第1回から毎回日本馬は参戦しています。

というのも、このレースは世界最高額を誇る賞金が出るのです。

また、招待競走なので遠征費用もほぼ全て主催者側が負担してくれるというのも大きいと思われます。

サウジカップがある日はサウジアラビアの競馬の祭典のようになります。

この日は「サウジカップデー」と呼ばれ、メインのサウジカップの前に前座として7つのレースが実施されます。

これらの前座競走7レースのうち、5つは外国馬が出走できるレースです。

これら5つの競走も招待競走で、2020年の第1回開催時から日本馬が出走した実績があります。

昨年の出走馬とレース結果はJRA公式サイトの中でまとめられています。

メインのサウジカップは少し残念な結果でしたが、G3競走では日本馬、ほぼ総なめといっていいほど大活躍だったんですね。

G3でも賞金が日本円換算で1億円をはるかに超える規模ですから、招待されればみんなそりゃー喜んで行くわ！って感じですよね。

2022年は、日本馬が出走する6つの競走が全てグリーンチャンネルで生中継され、その時間帯は無料放送になりました。

放送時間は21:30から始まって終了が27:00、つまり日付が変わって午前3時ということなので、ちゃんと観戦するにはかなり気合いが必要です。

なお、JRAでの馬券の発売はありませんでした。

馬券が発売されないのは、サウジカップが「農林水産大臣が指定する海外競馬の競走」に含まれていないから、とのことです。

馬券が発売される海外競馬の一覧は公式サイトで下記の通りにまとめられています。

このリストは随時改訂されるようですが、2023年1月時点の最新情報でサウジカップが含まれていませんので、今年も馬券の発売はないものと思われます。

この件について、ちょっとためになるコラムを見つけましたので、ご参考までにリンクを貼っておきます。

現在わたしがニュースなどで見聞きした内容は下記の通りです。

有力馬の名前がたくさん並んでワクワクしますね。

開催日は、2月25日（土）です。あと1ヶ月ほど、楽しみに待ちましょう。