こんにちは、欅並子です。
今週は天皇賞(春)がありますが、同じ4月30日(日)に香港・シャティン競馬場で「香港チャンピオンズデー」が開催されます。
チャンピオンズデーの中で行われる2つのG1競走に、日本馬が複数参戦予定となっており、日本でも馬券が発売されるので、レースの概要についてちょっと勉強しておこうと思います。
どんなレースがあるの?
香港チャンピオンズデーで行われるG1競走で、日本馬が出走するのは
- 5R チェアマンズスプリントプライズ 芝1,200メートル 15:50発走
- 8R クイーンエリザベス2世カップ 芝2,000メートル 17:40発走
の、2競走になります。(発走時間は日本時間です)
チャンピオンズデーではもうひとつ「チャンピオンズマイル」というG1競走も行われますが、このレースには日本馬が出走しないため、馬券の発売もありません。
テレビ中継について
グリーンチャンネルで放送されます。
5R チェアマンズスプリントプライズは、グリーンチャンネルの中央競馬全レース中継の放送時間内になりますので、その番組の中で中継するとのことです。
天皇賞(春)の発走時間が15:40で、その10分後の発走になりますで、やや慌ただしい中継にはなりそうですが、レースは見られそうですね。
8R クイーンエリザベス2世カップについては、中央競馬全レース中継が終了したあと、16:30から始まる「2023香港チャンピオンズデー中継」という番組で中継を行います。
民放での放送はないようですね。
2023香港チャンピオンズデー中継の時間帯は「無料放送」と明記されていますが、中央競馬全レース中継の方は普段は有料会員向けの番組となっており、番組サイトにも特に「無料放送します」等の記載はありません。昨年12月の香港国際競走の時には無料放送になっていたし、番組サイトにもはっきりと記載があったのですが…。
馬券の発売について
インターネット投票かUMACA投票で購入出来ます。
「単勝」「複勝」「馬連」「ワイド」「馬単」「3連複」「3連単」の7式別を発売します。(枠連はありません)
「独立プール方式」での発売のため、日本国内独自のオッズとなります。
発売開始時刻は4月30日(日)7:00からで、各レース発走予定時刻の2分前に発売を締め切ります。
競馬場やWINSでも場内テレビでレースの模様が放映されるものと思われます。ちょっと正確な記載が見当たらないのですが、昨年12月の香港国際競走の時と同じであれば、中央競馬が終わった後も競馬場やWINSでレースの模様の放送があり、クイーンエリザベス2世カップ終了まで楽しめるものと思います。
日本からの出走馬は?
チェアマンズスプリントプライズ
このレースは、1979年に創設されたレースで、G1に昇格したのは2016年からです。
日本の馬はこれまでに3頭が挑戦していますが、まだ優勝した馬はいません。
今年、日本からはアグリ(牡4歳)が参戦します。
アグリは昨年夏頃に1勝クラスを勝ち上がってから今年2月の阪急杯まで4連勝した上がり馬ですね。その後、高松宮記念は7着に終わりました。
わたしは阪急杯でアグリを本命にして当たったので、その調子で高松宮記念も応援していたのですが、馬場が悪かったこともあり、残念な結果になりました。
出走馬やオッズなどの情報は、下記のサイトで確認できます。
アグリは6番人気とのこと。
ダントツの一番人気を集めているのは、ラッキースワイネスという地元香港の馬です。昨年暮れの香港スプリント(日本馬もたくさん参戦しましたね)では6着に終わりましたが、今年に入って4連勝中。
この馬は、今年の安田記念にも出走登録しているそうです。
次に人気なのが、昨年の香港スプリントを優勝したウェリントンです。
このレースは9頭立ての予定なので、アグリはだいぶ下位人気ですね。鞍上は、C.デムーロ騎手。このコンビは、昨年11月に3歳1勝クラスで勝っていますね。
初の海外遠征、頑張ってほしいですね。
クイーンエリザベス2世カップ
1975年イギリス女王エリザベス2世がハッピーヴァレー競馬場に来訪したことを記念して創設された競走です。1979年にシャティン競馬場が開設されたことで、開催競馬場もシャティンへ移りました。
1995年には香港カップなどと同時に国際競走として門戸を開放てローカルG1に格上げされ(国際的には格付けなしのOP扱い)、1999年には国際G2の格付けを取得、2001年からは国際G1に格付けされました。
国際競走として開放された1995年には日本馬として初めて、フジヤマケンザンが出走しました。結果は10着でしたが、その後、同年の12月の香港国際カップ(当時はまだ国際G2)を優勝します。その時の馬齢が8歳(当時の表記で9歳)ということでも大変話題になったことを、個人的にはよく覚えています。
今年のクイーンエリザベス2世カップには、
ジェラルディーナ(牝5歳)
ダノンザキッド(牡5歳)
ヒシイグアス(牡7歳)
プログノーシス(牡5歳)
この4頭が出走を予定していましたが、ヒシイグアスは体調不良のため出走を取消しています。
地元香港の馬ロシアンエンペラーも出走を回避し、7頭立てのレースになります。
7頭中3頭が日本馬ということになりました。
1番人気と予想されているのは、ロマンチックウォリアーです。昨年の香港カップでは、日本から参戦したジャックドールやパンサラッサを抑えて優勝しました。香港カップの時にパドックでもじっくり見たのでよく覚えています。めちゃくちゃカッコ良くて強そうな馬でした。
その後どうしているのかと思っていましたが、年が明けてからも香港国内でG1競走に2回出走し2着2回、だそうです。元気いっぱいですね。
日本馬では、昨年の香港カップ2着で、今年の大阪杯3着のダノンザキッドが中心となるでしょうか。
個人的には、ジェラルディーナの、大阪杯6着からの巻き返しに期待しています。
以上、香港チャンピオンズデーの情報をおさらいしておきました。