こんにちは、欅並子です。
わたしは東京競馬場が大好きで、昨年10月と11月に行われた第4回・第5回開催の期間は、土日のどちらか片方ではありますが毎週のように足を運びました。
その後、12月と1月にもパークウインズの東京競馬場に何度も遊びに行きました。
そして、今週から始まる第1回東京開催も、他に予定がなければ毎週でも東京競馬場へ通うつもりのわたしです。
そんな東京競馬場好きなわたしですが、ひとつ、気になっていることがあります。
こちら、わかる人はわかる、フジビュースタンドウエストホールの吹き抜け3F部分にあるこちらの赤いヤツ。
真横から見たらこんな感じ。
椅子とも呼べぬこのシロモノ、「ヒップバー」とか「腰掛けバー」という名前が付けられているそうです。
前列に腰掛けているご婦人がおそらくわたしと同じぐらいか、わたしより少し小柄な体型をしておられるのですが、腰掛けているようで、ほぼ立っているのと変わらないぐらいの姿勢になっています。
わたし、この椅子嫌いなんですよ。だって、こんな椅子では座ってもほとんど休まらないし、ここでじっとしてるだけでお尻痛くなっちゃうでしょ。
だけど、指定席の予約なしに競馬場に行った場合、最後は疲れてここに流れ着いてしまいます。
なぜなら、ここならいつ行っても大体座れるからです。
競馬場に行って困るのは、座る場所のことです。
レースを見るときには立ち見で全然いいのですが、合間合間に腰掛けたい瞬間ってありますよね。パドックを見終わって馬券を検討する時や、馬券を買い終わってレースを待つ間など。
競馬場にはたくさんのベンチが置かれていて、座れる場所はたくさんあるようにも思えますが、アクセスの良い場所や快適な場所にある椅子は、場所取りされてしまっていることが多いです。
レジャーマットや手荷物が置かれて、本格的に場所取りされていることもありますが、スポーツ新聞が広げてあったり、場合によってはマークカードの束や、飲み終わったドリンクの紙コップがちょこんと置かれているだけということも結構あります。
ゴミなのか置き忘れなのか、意図的な場所取りの印かどうかが判然としない場合が多いのですが、座面が完全にクリアでない状況で、上に置かれたものを勝手に撤去して自分の椅子にしてしまう勇気はわたしにはありません。
それが、たとえマークカード1枚、紙コップ1個であっても。
おそらく、多くの人がそうなのでしょう。
少しでも何か置かれている場所は、「誰かが場所取りしている」と見做してそっとしておくのが競馬場にいる人たちの間で暗黙の了解になっているようです。
その結果、いつまでも誰も座らないまま、マークカードや空の紙コップがずっと座っている椅子がいくつも発生してしまっている。
いや、わたしも同じ椅子をずっと見張って確認したわけでもないので、本当のところは全くわかりませんけども、そんな可能性を感じます。
そんな感じで、座面が広く平らな座り心地の良い椅子は、ちょっとしたモノを置くことで簡単に場所取りができてしまう一方、ウエストホールのお尻が痛くなるヒップバーは、大抵は空きがあってすぐに座れます。
大抵空いている理由としては、もちろん座り心地が悪いこともそうですが、それよりも、モノを置けるような安定した座面がないというのが大きいと思います。
気軽にモノを置いていけないから、結果としていつでも誰でも行けば座れる。
本当は、どの椅子もそうあるべきだと思います。
みんなが場所取りをやめれば、きっと、座りたいときに座りたい人が座る→誰も使わないときは空席に戻る、という循環が機能するはずなのではないでしょうか。
わたしは、ゴミのようなモノで場所取りをするのは正直言って身勝手な行為だと思ってますし、自分の良心に反するので、たまに運良く空いた椅子を見つけて座ることができても、用が済んだら何も残さず席を立っています。
そもそも、何か置いて席を立ったとして、その場所を正確に覚えておける自信がないですしね。あやふやな記憶を元に椅子に戻っても、そこに置いてあるゴミっぽいものが、自分が置いたものかどうか思い出せなくて結果座れなくなるという間抜けなオチが待ってるような気がしてなりません。
実際、そうやって主が戻らないまま1日中誰にも座られない椅子ってたくさんあるんじゃないかと思うんです。
全く、もったいないことです。
本当はね、椅子の上に置かれたゴミっぽいものは、運営側が時々巡回して回収してくれるといいなと思うんですけどね。
でも、どこまでがゴミでどこからがゴミじゃないのかの判定も難しいし、捨てたの捨てないので問題が起きても困りますもんね。
難しい問題です。