欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

ジャパンカップ2023 世界最強馬が勝つか、早くも世代交代か

こんにちは、欅並子です。

 

好き馬・ナミュールが勝ったマイルチャンピオンシップの興奮が未だに抜けない今日この頃ですが、そろそろ今度の週末のことを考えなければいけません。

今週日曜日には、いよいよ東京競馬場でジャパンカップが開催されます。

それから、京都競馬場では土曜日にラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス、日曜日には京阪杯が行われます。

今週は私用のため土曜日には競馬が見られない、そして日曜日はジャパンカップを現地観戦のためおそらく京阪杯はまともに見られない可能性があり。

従って、今週はジャパンカップの展望だけを更新することにします。

 

10月から2ヶ月続いた東京開催もいよいよ最終週となりました。

ジャパンカップ当日の指定席券(スマートシート)は抽選で外れてしまいましたが、入場券は手に入ったので、現地で観戦できます。

といっても、G1デーは人が多すぎて普通に競馬を楽しめる雰囲気ではないので、午後から行ってメインのジャパンカップを見てくるだけにしようと思っています。

 

JRAでは、海外や地方のJBCのように、馬齢・距離ごとにいくつものG1レースをまとめて開催するお祭りのようなものはありませんが、ジャパンカップデーには少しだけお祭りのような雰囲気作りをしますね。

昨年はわたしも朝から行って、ボジョレー・ヌーヴォーのふるまいをいただいたり、ウイナーズサークルでの自衛隊音楽隊のコンサートを聴いたりと、ジャパンカップデーを満喫しました。

ただ、昨年はまだコロナ禍の行動制限が軽く残っている状況で、入場者の人数も多少絞られていたからそこそこ動けたのであって、今年の感じだとちょっと難しいかなと思っています。

競馬の人気があるのは良いこと、沢山の人が集まって楽しめるようになったのも良いことですが、競馬自体を楽しむのであれば重賞がない土曜日に限る、と思う今日この頃です。

 

今年のジャパンカップは、イクイノックスの1強、もしくはイクイノックスとリバティアイランドの2強体勢といった様相です。

過去10年のデータから好走馬の条件を確認してみると、

  • 内枠の馬(特に1枠優勢)
  • 上位人気馬(5番人気以内)
  • 前走がJRAのG1
  • 東京・芝2400メートルで3着以内の実績がある馬

と出ました。

これも、イクイノックスとリバティアイランド両方が当てはまります。

まさか、1枠にこの2頭が入るなんてね。ほんと、どっちも譲らない展開です。

 

勝負をするとしたら、1着をイクイノックスではなくリバティアイランドに固定して、馬単なり三連単なりを買うことかなと思ったりします。

イクイノックスのこれまでの強さを考えると、ここで負けることは考えにくい、考えたくないですが、引退説が出ているあたりにちょっとした陰りを感じます。

その点、リバティアイランドはまさにこれからの馬です。それに、なんと斤量が54キロ。イクイノックスより4キロも軽いのです。

もしかしたら、リバティアイランドがこの舞台で早くも王座を奪ってしまうかもしれないなと、ちょっと怖いですけどそんなことを考えました。

 

今日の注目馬は、イクイノックス・リバティアイランドがワンツーとして、三連複・三連単でもう1頭選ぶとしたら誰が良いかという視点で3頭選んでいきたいと思います。

 

ディープボンド

7枠14番 予想オッズ単勝71.8倍、9番人気です。

G1で3連複の3頭目といえばこの馬でいいんじゃないかと。単勝の予想オッズでは9番人気ですが、ヒモとしては結構買われそうだと思います。

わたしも、これまでに何回も「買っておけばよかった」「やっぱり来たか」と思わされてきました。

ただし、ディープボンドはG1で2着4回ですが、天皇賞(春)で3回、有馬記念で1回と、すべて右回りコースでのものですね。

そもそも、ディープボンドは日本ダービー(5着)以来の東京競馬場です。その辺りが気になると言えば気になります。

 

タイトルホルダー

2枠3番 予想オッズ単勝19.1倍、5番人気です。

この馬を「三連複の3頭目」っていう扱いもなんか失礼だとは思うんですが、5番人気ということを考えるとまあそうなるかなという感じです。

今回、内枠を引けたのが良かったと思います。

(内から馬番そのまま1-2-3着で決まったG1、最近ありましたよね。エリザベス女王杯か。)

逃げ馬なので、やはりパンサラッサとの関係が気になりますが、2022年の宝塚記念で既にパンサラッサとの対戦を経験しており、タイトルホルダーは2番手から競馬を進めてしっかり勝つことができました。

この馬として実質の逃げの形が作れればそれで良いのであれば、ほぼ捨て身の逃げを打つであろうパンサラッサのことはあまり気にしなくても良さそうです。

 

ヴェラアズール

5枠9番 予想オッズ単勝68.4倍、8番人気です。

騎乗予定だったムーア騎手が、怪我の回復が思わしくなくドイル騎手に乗り替わりとなりました。昨年のジャパンカップを優勝したのはムーア騎手の手綱でしたから残念ではありますが、この乗り替わり、先週のナミュールのことを思い出しますね。

鞍上が変わってみんながちょっと不安になったところが買い時というのもあると思います。

こうなる前からヴェラアズールそろそろどうかなと思っていたので、乗り替わりでも気にせず買うのが吉かもしれません。

ここ最近のジャパンカップは外国馬の参戦こそ少ないですが、短期免許で来日中の外国人ジョッキーの活躍は目立ちます。

(ま、それを言うなら他にマーカンド騎手、モレイラ騎手、ビュイック騎手もいますけどね。)

 

今日も3頭の注目馬を挙げました。1着2着はだいたい決まっているとして、3頭目を1頭に絞るというのはなかなか難しいですね。

多分今回はパドック待機で直接馬を見ることはできないと思うので、場内のモニターでじっくり見て予想を決めたいと思います。