こんにちは、欅並子です。
今週日曜日には京都競馬場でマイルチャンピオンシップが開催されます。
秋のG1シリーズもいよいよ大詰めという感じがしてきましたね。
マイルチャンピオンシップは、1984年に新設されたマイルG1で、今年第40回を迎えます。創設時から京都競馬場の芝1,600メートルで行われており、開催時期も変わらず11月のこの時期です。春の安田記念と対をなす、秋のマイル王決定戦という位置づけで行われています。
2020年から2022年の3回は京都競馬場改修工事のため阪神競馬場で開催され、今年4年ぶりに京都競馬場に舞台を戻して開催されます。
それでは、過去10年のデータから3着以内に好走しそうな馬の条件を確認しましょう。
- 単勝5番人気以内の馬
- 前走は5着以内
- 同年の安田記念に出走していた馬
と、こんな感じですね。
わりと固い感じのイメージですね。
でも、実は昨年は6番人気のセリフォスが1着、8番人気のダノンザキッドが2着という波乱の結果になりました。
なんかこの感じ、今年のスワンステークスのことを思い出します。
固いレースなんだよねって予習しておいて、フタをあけたら10番人気-6番人気-11番人気での決着になりましたからね。
データはあくまでもデータ、ということです。
では、その辺りも踏まえつつ今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
ナミュール
8枠16番 予想オッズ単勝8.8倍、5番人気です。
今回は、わたしの筆頭好き馬・ナミュ子が出走するので、その時点で当たり前の予想ができなくなってしまっています。すみません。
枠順発表を見て、ぎゃー、大外じゃん!と一瞬絶望しかかったのですが、調べてみたところ「マイルチャンピオンシップは外枠有利」との説もチラホラ見かけて気を取り直しています。
ナミュール自身が阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞など、大一番で大外枠に泣いてきた経緯があるので「またか」という感じもするのですが、馬自身の成長もありますし、それほど悲観することはないように思います。
前走・富士ステークス勝ちからの出走で1~3番人気までに入らないという感じは、昨年のセリフォスと似ていて、ひいき目に見なくたって買いたい馬であることは間違いないと思います。
不安材料としては、今年に入ってからの4戦が全て東京競馬場でのレースで、右回りの走りを忘れていないか?ということですかね。京都コースは初めてです。
シュネルマイスター
予想オッズ単勝3.8倍、1番人気です。
ソングラインが不在の舞台でマイル王を決める戦いをするのであれば、いよいよシュネルマイスターの出番だよね、と多くの人が考えているのでしょう。
毎日王冠からのローテーションでマイルチャンピオンシップを勝った馬といえば2019年のインディチャンプがいます。インディチャンプも、毎日王冠では3着でした。
毎日王冠を勝つのは、1,800メートルが最も得意な馬だと思うので、マイルチャンピオンシップに照準を合わせるなら勝っている必要はないんだろうと思います。
(逆に、毎日王冠を勝ったエルトンバローズは1,800のスペシャリストと見て今回は注目馬に入れません)
勝っている必要はないけれど、大敗しているとさすがに難しい。シュネルマイスターは安心して指名して良いと思います。
セリフォス
予想オッズ単勝4.0倍、2番人気です。
セリフォスは、ここぞに強い馬っていうイメージですね。
夏負けの影響で富士ステークスを回避すると聞いた時には、申し訳ないけれど、ナミュール応援団としてちょっとホッとしてしまいました。
順調ではなかったといえばなかったのかもしれませんが、脚部不安などではないですし、すっかり秋らしくなりましたから心配ないと思います。
過去にも連覇が多く出ている方のG1でもありますし、安田記念の結果を踏まえてもやっぱりここは押さえておきたい馬に違いないでしょう。
気になる点としては、ナミュールと同じくですが、京都コースが未経験ということですね。
以上、注目馬を3頭挙げました。
京都の芝1,600を走ったことがあるかどうかを気にするのであれば、もう少し選び方が違ってくるようにも思います。
春に京都で行われたマイラーズカップに出走したか、条件戦を走ったか。
マイラーズカップを勝ったのは、シュネルマイスター。
エルトンバローズはこの春、京都芝1,600メートルの1勝クラスを勝っています。
うーん、やっぱりエルトンバローズは注目しておいたほうがいいような気がしてきました。