こんにちは、欅並子です。
今日は、日曜日に行われる阪神大賞典の話をしましょう。
阪神大賞典といえば、20世紀から競馬を見ている人たちが、すぐにあのナリタブライアンとマヤノトップガンの「伝説のマッチレース」の話を始めるので、若いファンの間ではうんざりしている人も多いのではないかとちょっと心配しています。
心配しつつもやっぱりわたしもその話をしてしまうのですが、わたしがマヤノトップガンを応援するようになったのも、あのマッチレースで最後競り負けたところを見た時からです。
阪神競馬場の芝3,000メートルで行われるこのレースは、すっかり長距離戦のイメージで定着していますが、創設時は芝2,000メートルのレースだったのこと。意外ですね。
1987年に春の阪神開催に移されるまでは、「暮れの阪神の名物レース」だったそうです。
3月に行われるようになってからは、天皇賞・春のステップレースという位置づけになり、2014年からは1着の馬に天皇賞・春の優先出走権が与えられるようになりました。
阪神大賞典の過去10年のデータを確認すると、
- 5歳以下の若い馬
- 前走が3着以内
- 前走と同じ騎手
こんな条件の馬が3着以内によく来ているようです。
では、その辺りも踏まえつつ、阪神大賞典の注目馬について確認しましょう。
ボルドグフーシュ
予想オッズ単勝1.6倍、1番人気です。
綺麗な栗毛の馬体を見ると、やっぱりマヤノトップガンのことを思い出してしまう。調教の映像も見ましたけど、調子良さそうです。馬体も一回り大きくなったようで、雰囲気も大人っぽくなりました。さすがに、非の打ち所がないのでは。
条件に合わない点といえば、騎手が乗り替わりなことぐらいですが、乗り変わった騎手が川田騎手なのですから、そんなのプラス材料でしかない気がする。
パッと予想オッズを見た時、え、そんなに人気しちゃうの!って思ったけど当然といえば当然ですよね。
大丈夫。ボルちゃんが重賞馬になるところを早く見たいです。
ジャスティンパレス
予想オッズ単勝3.2倍、2番人気です。
ボルドグフーシュとは少し差がある2番人気。これは有馬記念の結果を受けてのものでしょうね。
昨年の秋から、全く同じローテーションで戦ってきた2頭は、ライバルと言っていいでしょう。ジャスティンパレスが神戸新聞杯を制して先に重賞馬になってはいます。
netkeibaTVでよく視聴している、田井記者の好調馬体診断という動画で、ボルドグフーシュ以上に絶賛されていたのがジャスティンパレスでした。
ただ、調教の動きは、ちょっとどうかな…と思いました。
ちなみに、こちらも前走から騎手が乗り替わりになります。といっても、乗り変わったのがC.ルメール騎手。ジャスティンパレスの新馬と1勝クラスはルメール騎手とのコンビで勝っていますね。
メロディーレーン
予想オッズ単勝70.8倍、6番人気です。
6番人気なのに、70.8倍つくのか。すごいですね。上位にめちゃくちゃ人気が偏ってるんですね。
やっぱり長距離戦はオルフェーヴル産駒に注目したいよね、ってことで探してみたところ、出走馬のうちオルフェーヴルの産駒はメロディーレーンとアイアンバローズの2頭だけでした。アイアンバローズは4番人気なのでそっちに注目してもいいんですが、ここはちょっとミーハーメロディレーンちゃんと今村聖奈騎手の人馬共に紅一点コンビには注目してみることにしました。
メロディーレーンはもう7歳なんですね。
データ的な好走の条件には、残念ながらひとつも当てはまりません。
もしやと思って、阪神大賞典の歴代優勝馬を第1回から確認してみたんですが、阪神大賞典はまだ牝馬が1回も勝ってないレースなんですね。
3着以内に入った馬はいるんだろうか、と思って探したら、いました。
2015年、デニムアンドルビーが2着に入っていました。過去10年まで遡って、この1頭だけです。
そもそも、牝馬の出走自体が少ないですもんね。メロディーレーン自身は2020年以来、2回目の出走です。2020年に出走した際は10番人気で5着でした。
どちらかというと、いつも話題が先行するタイプですが。
以上、阪神大賞典の注目馬を確認しました。
日曜日、無事に競馬は開催されるのかなー、ってそれが最も大きな心配事ですね。