こんにちは、欅並子です。
今週土曜日に行われるフラワーカップ。中山競馬場の芝1,800メートルで行われる3歳牝馬限定のレースです。
1986年以来、開催競馬場・開催時期・距離・レース名など変更されず、安定して開催されているレースですね。これまで、当ブログではいろんな重賞競走の歴史を確認してきましたが、ここまで何も変化がないのも逆に珍しいなと思います。
このレースは、桜花賞やオークスを目指すステップレースという位置づけですが、桜花賞に出るとなると中2週のローテーションになります。無理ではないけどちょっと厳しいかなあ。距離も芝1,800メートルと、ちょい長めだし、桜花賞とはちょっと方向性が違うかも。
昨年の優勝馬・スタニングローズは、桜花賞には出走せずオークスへ直行し2着に好走しました。過去10年の優勝馬をざっと見ましたが、次走に桜花賞を選んだ馬は1頭だけ(2021年・ホウオウイクセル 桜花賞9着)で、オークスへ直行する馬がほとんど。
あとは皐月賞やNHKマイルカップという選択をした馬もいました。
フラワーカップと言えば、個人的には1996年優勝のヒシナタリー。2着に1・1/2馬身差つけての圧勝でした。
当時は外国産馬はクラシックには出走できませんでしたから、このあとヒシナタリーは、NHKマイルカップに向かうことになります。
が、ヒシナタリーはその前に、桜花賞と同日に行われるオープン特別・忘れな草賞(別名・残念桜花賞)を叩きます。
めっちゃ走らすやん、と思いますけど、そんな風に言えるのは2023年現在からの感想だからでしょうか。
忘れな草賞では単勝1.2倍ゴリゴリの1番人気に推されながら、2着に敗れます。
結局、その後のNHKマイルカップも6着に終わりました。といっても、その時は10番人気での出走でしたので、忘れな草賞での敗退はだいぶ人気に影響したものと思われます。
そんな、超個人的な思い入れがある、フラワーカップ。
ここ10年の傾向を確認しておきましょう。
- 前走からの間隔が中7週以内の馬が8勝(ただし2着・3着は中8週以上の馬が多い)
- 前走が右回り
- 前走の上がり3ハロンタイムが上位の馬
- 前走右回りコース
こんな感じですね。
わたしはいつもJRA公式のデータ分析を楽しみに見ているんですけど、なんか今回のデータ分析はちょっとキレがない気がします。
特に一番上のやつ。結局前走からの間隔なんか関係ないってこと?って思っちゃいますよね。
ま、それはさておき、今年のフラワーカップの注目馬を確認しましょう。
※フラワーカップ(G3) オッズ | 2023年3月18日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容を参考に記事を書いています。
ココクレーター
予想オッズ単勝2.3倍、1番人気です。
出た。3歳戦に特有の、なんでそんなに人気になってるかわからない人気馬。
まだ未勝利を勝ったばかりの1勝馬ですが、こういう馬ってなんかしらんけど大抵勝つので、逆らわずに馬券に入れといたほうがいいですよね。(雑)
レース間隔は中5週。
確認してみたところ、わたしこの馬の前走、競馬場で見てたようです。
ココクレーターと2着の馬の組み合わせのワイドが当たってる。ココクレーターは単勝1.5倍の1番人気だったんだけど、2着の馬が6番人気だったからワイドで410円ついたんですよね。うふふ。
(最近netkeibaのMy収支という機能を使うようになって、馬券の結果がたどれるようになりました。まあ、見ると落ち込むこともあるんですが、こういう時便利)
あ、でも、ということは、前走左回りだわ。新馬戦(2番人気2着)も東京だったから、右回りは初挑戦ですね。そこはちょっとマイナス材料かもしれませんね。
ドナウパール
予想オッズ単勝3.6倍、2番人気です。
この馬も未勝利を買ったばかりの1勝馬。ココクレーターと同じエピファネイア産駒です。
ひとつ違うのは、阪神デビューで小倉で未勝利勝ちと、右回りコースばかりを使ってきているということです。
あとは、阪神デビューは芝1,600メートルで4着、その後小倉の未勝利は芝1,800メートルで勝っているので、「1,800メートルの方が合っている」かもしれないと言えなくもなさそうです。なにしろ、キャリア2戦ですからまだなんとも言えない感じですけどね。
ドナウパールが負けた新馬戦、勝ち馬はバースクライ。先日チューリップ賞でわたしが▲印を付けたのに13着に終わったあのバースクライです…。
エミュー
予想オッズ単勝6.3倍、3番人気です。
出走予定馬の中で唯一の2勝馬なんですね。
出走馬の中でもキャリアを重ねている方で、6戦2勝です。
前走、中山・芝1,800メートルのデイジー賞を勝っているので、距離とコース適性はあると言っていいでしょう。
ちなみに、同じデイジー賞で2着に入ったゴールデンハインドもフラワーカップに出走を予定していて、7番人気と予想されています。
エミューっていうのは、オーストラリアの国鳥(非公式)で、ダチョウとかと同じ大型の「飛べない鳥」の仲間ですね。ダチョウよりは少し遅いですが、時速50キロほどでは走れる、かなり足の速い生き物です。
馬に鳥の名前を付けるのはどうか?と思いますが、よく考えたら「ファルコン」とか「イーグル」とかも鳥ですからね。全然アリですよね。
以上、人気上位になりそうな馬から確認していきました。