こんにちは、欅並子です。
今週はG1・フェブラリーステークスを含む重賞4つが予定されていて、この冬一番の盛りだくさんです。
工事中の京都競馬場の代替開催が長らく行われて来ましたが、他場で行われる重賞もついに、今週の京都牝馬ステークスで最後になります。
今日は、今週行われる重賞3つについて歴史やデータなどをまとめて見ていきたいと思います。(フェブラリーステークスのお話は別記事で改めて書きます)
ダイヤモンドステークス(G3)
2月19日(土)に東京競馬場の芝3,400メートルで行われます。
このレースは、年末に中山競馬場で行われるステイヤーズステークス(芝3,600メートル)に次いで2番目に長い距離のレースです。
元々は4月に中山競馬場で開催されていて、レース名は4月の誕生石のダイヤモンドが由来ですが、2月の東京競馬場で開催されるようになった現在でもそのまま「ダイヤモンドステークス」というタイトルで開催されています。
3,000メートル以上の競走で、ハンデ戦で行われる重賞はこのレースだけだそうです。
そうか、ハンデ戦なのね。
最近10年のデータによると、
- 1番人気
- ハンデが重い馬
- 父キングカメハメハ系&母の父サンデーサイレンス系
こういう馬の勝率が良いようです。
京都牝馬ステークス(G3)
2月19日(土)に阪神競馬場の芝1,400メートルで行われます。
あれっ、そんな距離の短いレースだったかしら、と思いましたが、芝1,400メートルになったのは2016年から。それまでは芝1,600メートルのレースでした。
レース名も、わたしが競馬を見始めた1990年代後半の頃は「京都牝馬特別」と言っていて「京都牝特」などと略されていましたが、2001年に現在の「京都牝馬ステークス」という名前に改められました。
わたしが大好きだった馬・ビワハイジもこのレースの優勝馬に名前を連ねています。その当時は、今より少し早い1月の最終週に行われていた京都牝特でした。
冬の京都ってめちゃくちゃ寒いんですが。そんな中、朝早くから競馬場に行ってパドックに応援幕を出して1日を過ごしたことを覚えています。
さて、そんな京都牝馬ステークスの、過去のデータはどうなっているでしょうか。
芝1,400メートルになってからの7年分で見ていきます。
- 前走重賞組が中心
- スプリンターよりはマイラー
- 4歳・5歳の若い馬
以上の条件の馬の勝率が良くなっています。
小倉大賞典(G3)
2月19日(日)、G1・フェブラリーステークスの裏の小倉競馬場で行われるレースです。
小倉競馬場で行われる重賞は、平地4・障害1の併せて5つ。全てG3の格のレースです。そのうち4つは夏の開催中に行われるレースなので、この時期の小倉で行われる唯一の重賞競走ということになります。
開催時期は、微調整ありつつも、おおむね2月に行われてきたレースのようです。
距離は芝1,800メートル。これは創設以来一度も変わったことがありません。
過去の優勝馬には、とても有名なところでサイレンススズカがいますね。ただし、この年は小倉競馬場が改修中だったため、4月に中京競馬場で開催された小倉大賞典でした。
そんな小倉記念の、最近10年のデータを確認していきましょう。
- 直近のレースで5着以内に好走(G1を除く)
- 直近のレースで単勝5番人気以内(G1を除く)
- 前年秋に重賞勝ち(せめて5着以内)の実績がある
「G1に出走できる力はあるものの、G1ではなかなか勝ち負けまでいかない」というレベルの有力馬が集まるレースらしく、「G1を除く」という但し書きが目立ちますが、ムラなくコンスタントに力を出してきた馬をしっかり見ていくのが良さそうだなという雰囲気が感じられますね。
以上、今週行われる重賞3つについて歴史と傾向をまとめてみました。
注目馬については後日改めて確認していきます。