こんにちは、欅並子です。
重賞が3つもあると週末にかけてちょっと忙しいですね。早速ですが共同通信杯の注目馬を確認していきましょう。
共同通信杯は12頭で争われるレースになりました。
まずはデータからですが、
- 前走は条件戦(新馬または1勝クラス)
- キャリア4戦以下
- 大敗していない(2回以上4着以下になってない)
以上の条件の馬の成績が良いという話でした。
このデータに当てはまる馬は、実はあまり多くありません。
というのも、なかなかの大舞台ですから、前走が重賞(G1含む)の馬が多くて、それだけでかなり絞られてしまうのです。
まじめにデータに合わせて選ぶと、残るのは
コレペティトール、タスティエーラ、タッチウッド
この3頭だけです。
コレペティトールは3戦2勝、前走1勝クラスの「こうやまき賞」を勝っての参戦。
タスティエーラとタッチウッドはどちらも、11月に新馬を勝って以来の出走です。
もう1頭、シーズンリッチは前走条件戦(百日草特別)なのですが、新馬と百日草特別で4着なのでしているので「2回以上、4着以下になっている」に当てはまってしまって対象外です。
ここまで書いてアレですけど、この「前走は新馬か1勝クラス」っていうのは、ちょっと厳しくないですかねw
それより、展望記事では触れなかったデータですが、「ここ10年間の優勝馬はすべて、前走3着以内」っていうのがあって、そっちの方がなんかそれっぽいなって感じがしました。
というわけで、「前走が条件戦」の縛りを外して、「前走3着以内」という条件で縛り直してみたところ、ダノンザタイガーとレイベリングが出てきました。
それでは、注目馬いってみましょう。
※共同通信杯(G3) オッズ | 2023年2月12日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの情報をもとに書いています。
レイベリング
7枠9番。予想オッズ単勝4.2倍、3番人気です。
新馬勝ちの1勝馬として参戦した朝日杯フューチュリティステークスでは3番人気で3着でした。阪神のマイルで7枠14番を引いたということもあり、当ブログの展望記事でも一応注目していたものの「厳しいかな~」と、馬券対象から外してしまいました。
今回、芝1,800メートルのレースということですが、レイベリングはキャリア2戦で芝1,600メートルのレースしか走ったことがありません。
クラシック路線を目指す馬が多いこのレースでは、他の馬の多くは芝1,800~2,000を経験していることが多いです。
最近では朝日杯FSとホープフルステークスの棲み分けが進んで、朝日杯からはクラシック路線というよりは早くに短距離~マイル路線に照準を合わせている馬が多い印象です。したがって、前走朝日杯からクラシック路線へ来るのは「転向」感がありますね。
200メートルの距離延長がどう出るかというところですね。
前走は横山武史騎手が騎乗しましたが、今回は京都でエフフォーリアに騎乗するためM.デムーロ騎手に乗り替わりです。初コンビですね。
ファントムシーフ
6枠8番。予想オッズ単勝3.6倍、2番人気です。
前走ホープフルステークス4着ですから、データからはずれるといえばはずれるのですが、わたしは芝2,000メートルの大舞台で揉まれた経験を買いたいなあと思います。
ファントムシーフはホープフルステークス2番人気でした。
あのホープフルステークスって人気の上から3頭が総崩れ(といっても、4,5,6着なんですが)で荒れたんでしたよね。スローペースになった影響とも言われていて、ファントムシーフもその時の巻き返しを狙っている1頭と言えるでしょう。
タッチウッド
5枠5番。予想オッズ単勝12.1倍、5番人気です。
新馬を勝ったばかりの1勝馬です。先月AJCCを勝ったノースブリッジの半弟ですね。
この馬は、netkeibaのフォトパドックで見て「いいな!」と思いました。
新馬戦、記録としては逃げきり勝ちですが、強い馬の新馬にありがちな「強すぎて最初から誰も抜かせなかった」ゆえの逃げではないかという感じです。
映像で確認しましたが、スタートからやる気いっぱいで飛び出して先手を取ってからはずっとマイペース、4コーナー回って追い出してからは後続をぐんぐん突き放しての圧勝でした。馬体も周りの子たちより一回り大きく見えますし、なんか子どもの中に大人が混じって大人げないレースをしたようにも見えます。
それでいてシャドーロールつけてるあたりがちょっとした「かわいげ」ポイントですね。
この馬、好きだな。がんばって欲しいな~。
以上、注目馬3頭挙げてみました。