こんにちは、欅並子です。
今週開催される3つの重賞競走、その中でも特に目玉とも言えるのが京都記念ですね。
ドウデュースとエフフォーリアをはじめ、有力馬たちが多数参戦するため、一気に注目が集まっています。
今日は、そんな京都記念の「どんなレース?」をまとめてみたいと思います。
京都記念
京都記念は1942年創設。とても長い歴史のあるレースですね。
もともとは、春と秋の2回開催されるレースでした。京都記念(春)・京都記念(秋)ってことですね。今残っている京都記念は(春)の方で、京都記念(秋)は1984年に廃止になりました。(1983年が最後の開催です)
回数のカウントは年に2回開催していた時からそのまま引き継がれていて、今回で第116回を迎えることになります。
創設当初は京都競馬場の芝3,500メートルという大変長い距離の競走でしたが、1953年秋から1968年秋までは芝2,200メートル、1969年春から1993年までは芝2,400メートルで行われていました。
1994年、阪神競馬場で行われた年に芝2,200メートルになり、翌年京都競馬場に戻ってからもそのまま芝2,200メートルで行われるようになり、現在に至ります。
京都競馬場の伝統あるレースといえば京都大賞典がありますね。
昔は京都記念(秋)があったんだよと知って、もしや京都大賞典の前身なのでは?と思ったのですが、京都大賞典は独自のルーツを持つ全く違うレースなのでそれは誤りでした。京都大賞典のお話は、また秋に。
春の中長距離G1を目標にする古馬たちが始動するレースであり、G1勝ち・重賞勝ちの経験を持つ有力馬など、豪華なメンバーが集まるレースです。
過去の優勝馬を見ると、たとえば2020年優勝のクロノジェネシスは京都記念がその年の緒戦で、同じ年に宝塚記念・有馬記念のグランプリ制覇を果たしています。
ちょっと古いところでは、2000年優勝のテイエムオペラオーなんてすごいですね。
この年テイエムオペラオーは京都記念を含め8戦8勝。その中で天皇賞(春・秋)、宝塚記念・有馬記念のグランプリ制覇、もひとつおまけにジャパンカップも勝利。G1を5勝してしまいます。そんな伝説みたいな連勝街道の始まりがこの京都記念だったわけですね。
今年の京都記念は、まだ京都競馬場が改修工事中のため、阪神競馬場で開催されます。
距離は同じ芝2,200メートル。阪神競馬場での開催も今年で3回目になります。
開催競馬場が違っているのに過去10年のデータで考えるのは少しどうかといつも思うのですが、そうはいってもそれで予習するしか他に方法はないので、とりあえずデータ分析です。
京都記念で活躍する馬の条件は、
- 前走がG1
- 4歳か5歳
- 6番人気(謎)
となっています。前走がG1ということはつまり、去年の秋の大目標の後、ひと叩き入れずにこのレースで始動する馬を中心に考えるということですね。
最近の傾向として「4歳馬強いよね」というのがありますが、このレースでもやはり比較的若い馬の勝率(3着以内率)が良いようです。
ただ、昨年の優勝馬・アフリカンゴールドは7歳でこのレースを制していますので、やはりデータに「絶対」はないということです。そんなアフリカンゴールドですが、明けて8歳ながら今年もこのレースに出走予定です。
それから、これは謎ジンクスと言っていいと思いますが、やけに6番人気の馬の勝率が高いようです。
ただし4勝・2着0回・3着2回なので、なんかイチかバチか感がありますよねw
一方、2番人気は、ここ10年で0勝なのですが、2着2回・3着3回なので、馬券を狙うという意味ではむしろこっちをおさえるべきでは?という気もします。
そんな京都記念です。
注目馬についてはのちほど別の記事で改めて確認していきたいと思います。