欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

有馬記念2022 有馬記念ってどんなレース?わたしと有馬記念の思い出

こんにちは、欅並子です。

 

もうすぐ有馬記念ですが。有馬記念ってどんなレースでしょうか。

「有馬記念」様をつかまえて今さら「どんなレース?」もないかもしれないのですが、毎週やってくるレースについて改めて調べてみると、競馬場のことやコースのこと、馬のこと、いろんなことが見えてきます。

競馬歴28年なんて言って、思い出やら思い入れはたくさん背負って歩いてますけど、最近とてもよく思うのは、わたしって全然競馬のこと知らなかったなーということです。

「わたしって全然競馬のこと知らないな」って気付くこと自体も楽しくて、日々ブログを書いています。

 

有馬記念の歴史と思い出

有馬記念は、1956年に創設された「中山グランプリ」というレースが始まりです。

創設に寄与した、当時のJRA理事長・有馬頼寧氏が第1回中山グランプリ開催の翌年に急逝したため、その功績を称えるために第2回からは「有馬記念」と名称を改め行われることになりました。

ダービーで盛り上がる東京競馬場に対して、中山競馬場にはいまひとつ盛り上がるレースがないよね、作りたいよね、みたいなところから創設されたレースなので、有馬記念は創設以来一度も他場に移されることなく、中山競馬場で年末に開催されています。

最初は芝2,600メートルで行われていましたが、1966年の第11回からは現在と同じ芝2,500メートルで行われるようになりました。

 

「人気投票で出走馬が決まる」というのは、プロ野球のオールスターゲームからの発想のようです。このレースを見れば、この1年競馬の世界でどんなことが起きたかわかる、というわけです。

 

わたしは、競馬に興味を持つ少し前に、家のテレビでたまたまついていた有馬記念のレースを見たんですが、その時のことはよく覚えています。

親が「世の中で起きてることは、興味のあるなしにかかわらずできるだけ広く知っておくべし」という考えの人で、「有馬記念を見ればとりあえず今年の競馬のことがわかるから」と、普段は競馬なんて見ないのに、有馬記念の日だけわざわざ競馬中継にチャンネルを合わせていたのです。

わたしもその日はたまたま家でブラブラしていたので、一緒にテレビを見ることにしました。

そのレースでは、まずツインターボ逃げました。その姿に、観客からものすごい歓声が上がりました。

わたしも、ずっと「この馬が勝つんでしょ」って思いながら見てました。

でも、最後はその年の三冠馬ナリタブライアンが好位からあっさり先頭に立ち、そのまま圧勝するのです。ツインターボは最下位に終わりました。

そんな、1994年の有馬記念です。

 

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なんか、その時もわたし、「よくわからんけど面白いなあ」とは思ったんですよね。

みんなでいっせーのーでスタートして、同じゴールへ向かって走り、一番早く着いた馬が勝ちという単純なルールなのに、ペース無視でぶっ飛ばしてみんなを置いて行くという戦法では最後につかまってしまう。

ちゃんと頭使って馬を走らせないとダメなんだな、なんかすごいな、と。

まあ、そんな風に思う時点で素質アリかもしれないですよね、当時のわたしも(笑)

そんなわけで、1994年の有馬記念は、まさに「その年の競馬がわかる」というレースでした。

それがあったからというわけでもないのでしょうが、翌1995年の春先に、わたしはウイニングポスト2というゲームソフトをふいに手に取って、競馬の世界に入り込んでいくことになります。

 

初めて見た有馬記念から2年後の1996年には、関西在住ながらわざわざ中山競馬場に足を運んで有馬記念を生で観戦するまでになりました。

ま、長くなりましたのでその話はまた今度にしましょうか。

とにかく、そういうご縁のある有馬記念です。

 

有馬記念は16頭立て

数あるG1レースって、大体18頭フルゲートで行われていますよね。

だから、中央競馬のレースって基本的に全て18頭フルゲートで行えると思っていました。

18頭より少ないレースっていうのは、出馬登録が集まらなかったから仕方なくその頭数なんだろう、と。

でも、今回の有馬記念でふと「こんな大レースなのになんで16頭しか出ないんだろう」と素朴に疑問に思って調べてみたら、「中山の芝2,500メートルは16頭立てで行われます」とサラッと書いてあるではないですか。

そうなんー?気付かんかったわー!という感じですね。

有馬記念に限った話ではなく、競馬場や距離によって、フルゲートの頭数は異なります。

わたしが主に観戦している東京競馬場では、多くのレースがフルゲート18頭で行えるようになっていますが、中山競馬場だと、18頭フルゲートで行えるコースは案外少ないです。

メジャーなところだと、皐月賞や、来週のホープフルステークスが行われる芝2,000メートルは18頭立てOKですが、それぐらいだったりします。

 

というわけで、今年もきっちり16頭立てフルゲートで開催される有馬記念。

明日からは、例によって注目馬について考えていきたいと思います。