こんにちは、欅並子です。
今週は、朝日杯フューチュリティステークスがあります。
本当に、いよいよ暮れも押し詰まってきたなという感じがしますよね。朝日杯フューチュリティステークスと、有馬記念で今年も終わり。
いえいえ、実はもうひとつホープフルステークスがありましたっけ。
どうも、この暮れの番組編成、あんまりよくわかっていません。
ひとまず、今日は朝日杯フューチュリティステークスの基礎知識についておさらいしておきたいと思います。
朝日杯フューチュリティステークスの前身は、1949年に創設された「朝日杯3歳ステークス」というレースです。
元は、関西の3歳馬(現2歳)の頂点を決める「阪神3歳ステークス」と並び、「朝日杯3歳ステークス」は関東の3歳馬の頂点を決めるレースとして中山競馬場で開催されてきたレースです。
1991年には牝馬・牡馬のチャンピオンをそれぞれ明確にすることを目的として、「朝日杯3歳ステークス」は牡馬・セン馬限定のレースになり、阪神3歳ステークスは牝馬限定の「阪神3歳牝馬ステークス」に名前を変えて行われるようになりました。
朝日杯3歳ステークスは牡馬・セン馬限定のレースになった1991年にはレース名を変更しませんでしたが、2001年に馬齢表記が国際基準に統一された年に現在の「朝日杯フューチュリティステークス」という名称に変更されました。
また、2004年からは、3歳クラシック3冠の基準に揃える形で牡馬・セン馬限定ではなく「牡馬・牝馬」のレースに変更。牝馬も出走できるようになり、セン馬は出走できなくなりました。
「牡馬(セン馬)限定」というレース自体、とても珍しかったと思うんですが、現在はもうそのような条件のレースは存在していないようです。
ちなみに、2004年に牡馬・牝馬のレースになって以来、まだ牝馬の優勝はありません。牝馬の出走自体かなり数が少ないですね。その中で、2018年に出走15頭中ただ1頭の牝馬として挑戦したグランアレグリアが3着という成績を残しています。
グランアレグリア様、さすがです。
今年は、牝馬のシンリョクカが出走登録をしています。
でも、ご存知の通り彼女は先週抽選をくぐり抜けて阪神ジュベナイルフィリーズに出走を果たし、しかも、2着に好走しましたので、今週の出走はありません。
先週の結果を考えると、もし彼女がこちらに回っていたらどうなったかな?と少し興味が湧いてきます。
創設以来2013年まで中山競馬場で開催されてきたこのレースですが、2014年からは阪神競馬場に舞台を移して行われています。
中山競馬場から阪神競馬場へ舞台が移された理由については、「中山の芝1,600メートルより阪神の芝1,600メートルの方が、枠順の内外による有利不利の差が少ないから」という説が有力のようです。
阪神競馬場は2006年の改修で「外回りコース」ができたことによって、芝1,600メートルの枠順の内外による有利不利が大幅に改善された、という話は、先日阪神ジュベナイルフィリーズのことを調べた時に書いた通りですね。
朝日杯フューチュリティステークスが阪神の芝1,600メートルへと移された代わりに、それまで阪神の芝2,000メートルで行われていたラジオNIKKEI杯2歳ステークスが中山競馬場で行われることになります。
このレースはのちに、ホープフルステークスというG1の競走になります。
この件については、また改めて、ホープフルステークスの予習編でお勉強したいと思います。
2000年代に入ってしばらく競馬から離れていたわたしにとっては、今、このレースが阪神競馬場で行われていることがまず「そうだったっけ」という感じですし、なんなら「朝日杯フューチュリティステークス」という呼び名も、牝馬が出られるようになっていることも少しまだ馴染みがありません。
ホープフルステークスも正直「なんそれ」って感じだったりします。
いや、競馬知らなすぎでしょ、と怒られてしまいそうです。
古い記憶を引きずっている分、ただの初心者よりも始末が悪いところがありますが、わたしの第2の競馬人生は始まったばかり。
これから頑張って勉強していきたいと思います。
次回の記事ではデータとか注目馬について踏み込んで確認していきます。
先週の阪神ジュベナイルフィリーズのことを考えるとやっぱり2歳戦ってめちゃくちゃ難しい。どんな馬が出走してくるのか、先週の反省を踏まえてもう少し幅広く確認していきたいと思います。