こんにちは、欅並子です。
今週は、マイルチャンピオンシップのほか、土曜日には東京スポーツ杯2歳ステークスのパドック予想もしようと思っているので、少し予習をしておきたいと思います。
東京スポーツ杯2歳ステークスは、1996年に重賞(G3)に昇格し、1997年から今の名前になったレースです。(正確には、2001年までは東京スポーツ3歳ステークスでしたが馬齢の表記の変更があって今の名前になりました)
2021年からはG2に格上げ。
1966年の創設から1968年までは東京3歳ステークス、1969年から1996年までは府中3歳ステークスと呼ばれていました。
個人的には、府中3歳ステークスと言われても、東京スポーツ杯2歳(3歳)ステークスと言われても、あんまり馴染みがないのですが、だいたいにおいてわたしは2歳の重賞には「あんまり馴染みがない、聞き覚えがない」と思ってしまう気がします。
そんな東京スポーツ杯2歳ステークスですが、昨年までの勝ち馬の一覧を確かめてみると、すごい名前並んでいますね。
昨年、2021年の優勝馬はイクイノックス。今年は、皐月・ダービー2着のあと、天皇賞(秋)1着と大活躍中です。
2020年はダノンザキッド。この馬もホープフルステークス勝ちですね。3歳以降は少し勝ちから離れていますが、今週のマイルチャンピオンシップに出走予定。
2019年はコントレイル。同じくホープフルステークスを勝ち、それ以上はもう言うまでもないですよね。
その前は、
と、過去の優勝馬を振り返っていくと本当にキリがなくなってしまいます。すごい出世レースと言っていいでしょう。
東京の芝1,800メートルで行われているこのレースは、年末に中山の芝2,000メートルで行われるホープフルステークスのステップレースです。
3歳時点で中長距離で活躍が期待される馬はこちらへ集まってくるというわけです。
2歳の重賞は、まだ新馬を1勝しただけとか未勝利を勝ち上がったばかりの馬が多くて毎回難しいなと思います。
その中で注目馬を見つけていくには、やっぱり上位人気から見ていく必要があるだろうと思います。
ただ、1番人気から買うということではなくて「なんで人気になってるか」をちゃんと考えること、最後はパドックで馬の様子を見るということを経て自分の予想をするのがいいのかな、ということです。
というわけで、注目馬。
※東京スポーツ杯2歳S(G2) オッズ | 2022年11月19日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
を参考に記事を書いています。
フェイト
予想オッズ2.5倍、1番人気です。
フェイトの母はサンタフェチーフという馬なのですが、この馬、サリオス、サラキア姉弟の母である名牝・サロミナの妹です。つまり、サリオスが叔父という血統ですね。
サンタフェチーフ自身、芝2,000~2,400で活躍した3勝馬で重賞にも出走した経験があります。
父はリアルスティール。こちらは今年最初の産駒が2歳でデビューになった新種牡馬ですが、先週、デイリー杯2歳ステークスで産駒のオールパルフェが優勝しました。
フェイト自身は8月に新馬戦を勝って以来の休み明けです。新馬戦でも評判が高く、単勝1.5倍の1番人気に応えました。後続には5馬身差を付けての快勝だったそうです。
ハーツコンチェルト
予想オッズ3.0倍、2番人気です。
この馬は、名前を見ればわかるハーツクライ産駒ですね。
母はナスノシベリウス。母自身は外国産馬。中央で走って3勝していて、産駒もみんな中央で1勝以上しているとのことで、この馬にも期待が集まっています。
9月に中京で新馬勝ち。こちらも単勝1.9倍のダントツ1番人気。走ってみれば後続に8馬身以上つけての勝利で強さを見せつけたとのことです。
ダノンザタイガー
予想オッズ3.8倍、3番人気です。
こちらは、6月の東京でデビューし1番人気に推されるも2着に終わり、その後8月に新潟で未勝利戦を勝ちました。未勝利戦では単勝1.2倍の人気に応えています。それ以来の休み明けになります。
この馬も、ハーツコンチェルトと同じハーツクライ産駒ですね。
芝1,800メートルのレースでは、マイルとは違って中長距離への適性が求められるためか、トニービンの血が入っているといいとか言われていて、ハーツクライが母父トニービンなので人気になるのかなって感じですね。
ちなみに、今年の東京スポーツ杯2歳ステークスに登録している馬の中で、ハーツクライ産駒は、ハーツコンチェルトとダノンザタイガーの2頭だけです。
ドゥラエレーデ
予想オッズ単勝7.1倍、4番人気です。
6月に阪神でデビュー後、8月の札幌で未勝利戦に2回出走、3戦目にして1勝した馬です。2戦目の未勝利で負けた相手はドゥーラ。のちに札幌2歳ステークスを優勝した馬なので、相手が悪かったってところでしょうか。
8月の未勝利戦以来の休み明けです。
お名前からわかるとおり、ドゥラメンテ産駒です。
ドゥラメンテといえば父の祖母がエアグルーヴ、つまりこの馬にもトニービンが入っているというわけだ。なるほど。
当レース登録馬の中でドゥラメンテの仔はこの馬だけですね。
母系で言うと、母・マルケッサはサトノダイヤモンドの妹です。母自身は中央でデビューするも3歳の時に未勝利まま引退しています。
以上、予想人気順に上から4頭確認しました。
上位2頭は新馬で強い勝ち方をしてそのまま2戦目でこのレースを使う馬ですね。
1回でも負けていると、少し人気が下がる傾向があるようです。
とりあえず、こういう感じで予習してからパドックへ行けば、ちょっと見えるもんも違ってくるハズです。