こんにちは、欅並子です。
現在東京競馬場で開催中のパネル展示イベント、
「アイドルホース10周年展~ぬいぐるみが紡ぐ名馬の記憶~」
を見てきましたので、レポートします。
場所は、東京競馬場フジビュースタンド1Fのイーストホール。先日までは、レジェンド・藤沢和雄調教師の顕彰記念の展示が行われていたスペースですね。
イベントの期間は、2022年11月5日(土)~11月27日(日)。
ちょうど東京第5回の開催期間中限定のイベントになります。
会場に行くと、まずは、この大きなぬいぐるみタワーが目をひきます。
「アイドルホース」というのは、現在ターフィーショップなどで販売されている競走馬のぬいぐるみです。
わたしは「しばらく競馬から離れているうちに競走馬のぬいぐるみのデザインが変わったなあ……」と思っていたのですが、その新しくなったぬいぐるみこそが「アイドルホース」なんですね。
「アイドルホース」になる前は、多分「スーパーホース」って言ってたと思うんですよね。記憶が正しければ。
わたしが昔持っていたスーパーホースのぬいぐるみはこんな形でした。
調べてみたところ、アバンティ社製だそうです。
ピアノの上に載せたりなんかして余計な演出をしておりますが、ビワハイジです。
画像が粗くてわかりづらいですが、赤いメンコにゼッケンをつけています。
阪神3歳牝馬ステークス(現・ジュベナイルフィリーズ)の馬番を背負っていて、この写真では取り外してしまってますが、優勝レイもついていました。
さらに小さい写真でみづらいですが、桜花賞馬・ワンダーパヒュームの画像も出てきました。
これも優勝レイは外してしまってますね。
じわじわ思い出してきましたが、わたしはぬいぐるみに標準装備されていた優勝レイを取り外してそれだけ別で保管していたような気がします。
抱っこしたりなでなでしたりするのに邪魔だったからです(照)
ワンダーパヒュームってべつに鼻が白い馬ではなかったんですが、当時のスーパーホースぬいぐるみはちょっとデザインに適当なところがあって、ある時期までどの馬も鼻は白だったんですよね。
メンコやバンテージ、シャドーロールなどで個性を出すものの、土台になる馬は黒・茶・グレーの毛色のバリエーションがあるぐらい、実際の容姿にそこまで忠実じゃなかったのですよ。
ワンダーパヒュームの桜花賞とビワハイジの阪神3歳牝馬ステークスは同じ1995年のG1なんですが、その間1年も経たないうちに少しずつデザインに改良が入って、ビワハイジのぬいぐるみが出る頃には、少し実際の馬の容姿に近づける努力がなされるようになった、と記憶しています。
それで、とりあえずビワハイジは鼻の先まで真っ黒に作られているというわけです。
スーパーホースのぬいぐるみは、地面にお腹をつけた「伏せ」のポーズで作られていましたが、10年前に発売されたアイドルホースのシリーズは「おすわり」のポーズで売られています。
店頭にあったスーパーホースは姿を消し、今では全てのぬいぐるみが「おすわり」ポーズのアイドルホースに置き換わりました。
展示によると、現在の「お座り」ポーズに決まるまでには紆余曲折あったようです。
開発段階の貴重な試作品も展示されていました。
4本脚スタイルのぬいぐるみです。これはこれでかわいいですよね。
こちらはオルフェーヴルのモデルですが、左後脚のソックスも再現されています。
アイドルホースには、制作者側の「できるだけ実際の馬の容姿に忠実に作りたい」という思いがたっぷり詰まっています。
そのほかには、1枚の写真に収まりきれない年代別ラインナップなど。
まだまだパネルがたくさんあって、こちらでは紹介しきれませんので、気になる方は是非東京競馬場に見に行ってみてくださいね。
開催中の競馬場ではいろんな場所でイベントをやっているので楽しいですね。
こういう切り口の展示は初めてだったので、しばし時間を忘れてじっくり見入ってしまいました。