欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

思い出の馬券コピーと断捨離と

こんにちは、欅並子です。

 

先日は、馬券の買い間違いで思ったより高い配当をゲットできた話をしましたが、その件が発覚したのは、払戻しの前に撮っておいた当たり馬券の記念写真があったからでした。

写真がなければ証拠がないので、「なんか思ったより払戻し金が多かった気がする」とは思いつつも、「よくわかんないし、まあいいか」で忘れてしまうしかない出来事でした。

 

それで思い出したのですけど、競馬場に「馬券のコピーサービス」というのがあるのを知っていますか?

 

全国の競馬場やウインズのインフォメーションカウンターに馬券を持っていって「コピーをお願いします」と頼むと、係の方が馬券専用のコピー機を使ってコピーをとってくれるのです。

普通のコピーじゃなくて、馬券と同じサイズのちょっと厚手の紙に馬券の券面をコピーしてくれるんですよ。

料金は、1枚10円。

昔は、手元のカメラで簡単に馬券の写真を撮っておくなんてこともできなかったので、記念に残しておきたい的中馬券は、有料でもコピーをお願いするしかなかったわけですね。

 

1990年代後半のことですが、わたしは応援している馬が出るレースでは必ず単勝馬券を買って、全て名刺用のカードファイルにコレクションしていました。

変な話、その応援している馬が勝ってしまうと、その馬券、手元に残らなくなっちゃってちょっと困るんですよ。

めちゃくちゃ本末転倒な話になってることはわかってるんですけどね。

勝ったことは嬉しいし、好きな馬が頑張って勝った分の払い戻しを受けずに帰るというのもおかしな話です。

ということで、馬券のコピーをとってもらえるサービスを知った時はとても有り難く思いました。

 

1枚10円って、高いでしょうかどうでしょうか。

今のわたしはもう、そうまでして馬券をとっておきたいほど大好きな馬がいるわけでもないので、

「そんなことにお金使っちゃって~」

ってつい思ってしまいますが、当時は真剣でしたからね。

JRAが公式にそのサービスを始めたのも、それなりに需要があったからだということです。

 

この話を書くに当たって、今も馬券のコピーサービスは行っているのか?調べてみました。

調べる前のわたしの予想は「NO」でした。もうそんなのとっくに終了しているだろう、と。

だって、コピーなんかとらなくても、みんな手元のスマホで写真が残せる時代になったんだから。

 

ところが、「馬券 コピー」で検索してみると、公式サイトにこのような案内があるではありませんか。

 

jra.jp

ウインズおよびエクセルの総合インフォメーションでは、館内の施設やマークカードの記入方法等をご案内しています。
また、勝馬投票券のコピーサービスや老眼鏡の貸出サービス等も行っていますので、どうぞご利用ください。

 

勝馬投票券コピーサービス(有料:1枚10円)

 

まだやってるんかーい。ちょっと驚きの結果です。

スマホが普及した今でも、何らかの理由で利用している人はいるのですね。

わたしも当時は大真面目だったので、気持ちはわかります。

馬券と同じサイズのカードが手元に残るというのはなんとなく嬉しいし、写真とは違う味わいがありますからね。

 

昔、溜めに溜めたわたしの馬券コレクションは、長い年月を経てどこかへいってしまいました。多分捨てちゃったんでしょうね。

家族が増えて家が手狭になり、わたしは一時期断捨離っぽいことにもハマっていました。今となっては貴重な思い出の品も、その頃にことごとく捨ててしまったのだと思います。

断捨離にハマっていた当時は、もう競馬なんかそんなにやらないかなって思ってたので何のためらいもなかったけど、今こうして、長い年月を経て競馬に戻ってきてみるとちょっと寂しい気がします。

たくさん撮ってた紙焼きの写真もことごとく捨ててしまって、Webサイト用にスキャナでデジタル化したものだけがかろうじて手元に残っているだけです。

 

そんなわたしなので、また競馬に戻ってきたけど、多分もう馬券のコピーはとらないです。相変わらず収納スペースは限られていて、きっとすぐに捨てなきゃいけなくなると思うから。

その代わり、スマホの写真とか、デジタルのデータはしっかり残していこうと思います。

 

いつかストレージの容量がヤバくなったら今度はデジタルを断捨離したくなるかもしれないけど、そのときにはもっとちゃんと考えてデータの選別をしようと思います。