欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

書店で見た、競馬の「本」の話

こんにちは、欅並子です。

 

今日は買い物のついでに本屋さんをのぞいてきました。

ショッピングモールの中にある、地元ではそこそこ有名な書店チェーンの店舗で、お店のサイズとしては中規模といったところでしょうか。いろんなジャンルの本がまんべんなく一通り揃っているかなって感じのお店ですね。

このくらいのよくある普通の本屋さんでは、競馬に関する本はどのくらい取り扱われているのかなというのを見てきました。

 

まず、競馬の本はどういうコーナーで扱われているかというと、「実用書」コーナーの、「スポーツ」や「趣味」という棚で扱われていることが多いです。

わたしが今日行った書店では、「趣味/スポーツ/男性」(男性って何だ?!)と、ひとまとめにされた棚に、競馬の本がひっそりと扱われているのが確認できました。

 

こちらの棚は、野球やサッカーという、観客が多いメジャースポーツの本が半分以上で、残りはテニスやゴルフなど「やる人」が多いスポーツの本。その次にバイクや車、それから将棋、麻雀、と来てやっと競馬の本が少し取り扱われている感じでした。

競馬の本は、冊数にして10冊あるかないかぐらいでした。ちょっと寂しいですね。

 

10冊の内訳は、半分が「馬券必勝法」が書かれた本で、その次に多いのが「血統」「馬体」「馬場」について専門的に扱った本。

そして、残りが有名な調教師や評論家が書いた回顧録、ファン向けの軽い読み物などがちょこっとって感じですね。

血統や馬の見方、馬場についての考察も全ては馬券の予想のための本なので、まあほとんど馬券的中率を上げる勉強のために書かれた本だといっていいと思います。

もう少し、読み物方面が充実していると嬉しいんですけどね。

 

一般的な書店で競馬の本が充実しているなあと感じたことは、これまでの長い競馬歴の中で一度もなかったので、今日見に行った書店が特別にダメというわけではありません。

競馬場に行くと山ほど観客は集まっているように見えるし、競馬が好きな芸能人・著名人がテレビで競馬の話をするのを見かけることも時々あるけれど、書店での扱いを見ると、競馬ってマイナーな趣味なのかなって感じますね。

まあ、競馬が好きでも「競馬の本を買おう」ってならない人の割合が多いってことかな。

思えば、野球やサッカーの本だって、「趣味/スポーツ/男性」の棚の中で言えば多数派だったかもしれないけど、書店の中での立ち位置としてはかなり「マニアック」寄りです。世の中の野球・サッカーの存在感からすると、もっとメジャーな位置にあっても良さそうなもんですが、野球の本、サッカーの本を手に取る人は稀な存在ってことなんでしょうね。

 

さて。ちなみに、今わたしの手元にある競馬関係の本は、こちら。

昔はもっとたくさん持ってたんですけど、ライフステージの変化によって仕方なく処分し、最近になってから買い直した本がほんの少しあるだけです。

あとは、置き場所の関係で最初から電子書籍版があればそちらで購入しているのでそうなりますね。

 

 

ただ、やっぱり思うのは、競馬って毎週毎週歴史が塗り替えられていくジャンルなので、紙に印刷された本っていうのは、日々情報が古くなっていく一方になってしまって賞味期限が短いですね。

特に、「○○な馬は走る(走らない)」など、データを元に傾向を考えて行くような記述については、ある時点までは常識のように語られていたことが、いつのまにか沢山の例外によって覆されて「今はもう誰も言わないよね」になってしまうことも多いので、本にすること自体向かないのかも知れないなとも思います。

だからこそ、競馬の場合はもっと読み物系の本が充実してくるといいのになあということは感じます。

 

好きな競馬の読み物ってありますか。

オススメの競馬本があれば是非知りたいです。

わたしもこれからいろいろ探して「こういうのが好き!」っていうのが見つかったらまた報告したいと思います。