こんにちは、欅並子です。
けやきなみこ、と読みます。
競馬が好きな人ならば、欅と聞いただけで東京競馬場のことが頭に浮かぶでしょう。
東京競馬場第3コーナーの大欅のイメージもありますし、京王線府中駅の駅前からちょうど競馬場へ向かう方向へ「馬場大門のケヤキ並木」という天然記念物の並木が伸びています。(ちなみに、このケヤキ並木は競馬場のためにあるのではなく、大國魂神社の参道で、競馬場ができるよりずっと前からあったものです。)
まあ、そんなわけで、東京競馬場を主戦場にしているわたしは、東京競馬場・府中への愛を込め、ケヤキ並木をもじって「欅並子」を名乗ることにしました。
さて。東京競馬場は、通称「府中」と呼ばれます。
東京って言っても広いですし、競馬場のある場所は東京23区の外ですから、東京と言うよりは「府中」と呼ぶ方がイメージがしやすいですよね。
こんな風に、正式名称とは別の名前で呼ばれる競馬場は他にもあって、たとえば京都競馬場は「淀」、阪神競馬場は「仁川(にがわ)」と、最寄り駅の名前で呼ばれたりします。
わたしは、20年ちょっと前に関東に転厩して今は府中が主戦場なのですが、元々は関西馬です。転厩前の若かった頃は淀と仁川を行ったり来たりしていました。
淀も仁川も、一般的な関西の住民にとってはどちらかといえばマイナーな存在です。
ですが、競馬ファンに限っては、淀も仁川も全国区で通じてしまうのが面白いなあと思っていました。
仁川の桜、淀の菊。
競馬を知らない人には何のことかわからないでしょうね。
あ、そうだ、それでよく通じるなあ、というものに「盾」というのもありますよね。
競馬ファンにとって、盾といえば天皇賞です。
第160回天皇賞の前日に、東京競馬場に行った際に撮影したものです。
若かった頃は、GⅠレースの日、どれだけ激しく混雑するかわかっていても朝から勇んで競馬場に突撃したものですが、ここ最近はメインが地味めの土曜日を狙って行くことが多かったりします。
おかげさまで、ゆっくりこういう写真が撮れたりするんですけども。
第160回天皇賞でこの盾をいただいたのは、アーモンドアイでした。
JRA競走の数ある賞の中で、勝者に盾が手渡されるのは天皇賞だけなので、「盾といえば天皇賞」ということになっています。
この盾は、表彰式で手渡されはしますが、馬主さんが持ち帰ることができるのはレプリカだけです。本物の盾は70年以上前からずっと持ち回りで使い続けられている、大事な大事な一点物なのだそうです。
そのあたりのお話は、こちらの記事に詳しく書かれていますよ。
筆者は、ラジオNIKKEIアナウンサーの米田元気さん。
なかなか興味深いお話でした。
ほかにも、「わかる人にはわかる」競馬用語ってあるかしら。
また思いついたら書いてみたいと思います。