こんにちは、欅並子です。
わたしが競馬を見るようになったのは、1990年代後半ぐらいの頃からです。
その頃は、馬の写真を熱心に撮っていました。
朝の開門からメインレースまでのほとんどの時間をパドックで過ごし、バイト代をはたいて買った望遠付きのカメラで写真を撮っていました。望遠付きといっても、学生が小遣いレベルで買えるカメラなので、大人の人が持ってるすごい一眼レフとは比べものにならないレベルのカメラです。
当時はアナログカメラでしたから、写真といえば、写真屋さんにフィルムを預けて現像して貰い、紙にプリントしてもらうしかありませんでした。
プリントした写真は当時山のようにありましたが、ライフステージの変化に合わせて持ち物を整理せざるを得なくなり、ほとんど処分してしまいました。
だから、世の中にパソコンが普及し、デジタルカメラが一般に出回るようになった2000年代までの写真は、ほとんど手元に残っていません。
パソコンはあるけどデジタルカメラはない、という隙間のような数年の間は、フォトスキャナーという周辺機器を使用して写真をパソコンに取り込んでいました。
フォトスキャナーっていうのは、ちょい大きめの弁当箱ぐらいのサイズの箱形の機械で、正面のスリットから写真を差し込むと、ゆっくり写真の画像を取り込んで、パソコンにデータを保存してくれるという優れもの(?)です。
ただ、写真を1枚1枚取り込むのに結構な手間ひまがかかるし、あの頃はそもそもストレージの容量が少ないですから、よほど気に入った写真をちょこっと取り込むぐらいしかできませんでした。
そんな具合なので、今もわたしの手元のパソコンの中に生きているこの写真なんかは、めちゃくちゃ貴重な写真と言えるでしょう。
ビワハイジです。
ブエナビスタのお母さんだって言うとわかるかな。
あ、そうだ。
最近こんな動画で話題になったアドマイヤジャパンのお母さんでもありますね。
それから、鞍上は、現在は調教師として活躍されている角田晃一騎手です。
こちらも、角田大和・大河両ジョッキーのお父さんだと説明するほうが今の人にはわかりやすいかもしれません。
当時はシュッとした見た目で女性人気も高いジョッキーだったんですよ。
今で言うと誰なんだろうなあ。坂井瑠星とか?(適当)
それはさておき、写真の話です。
なんで、フォトスキャナーなんてマニアックな機械を使ってまで写真をパソコンに取り込んでいたかというと、当時もわたし、Webサイトで競馬の話を発信していたからです。
馬の写真なんて、ただ見るだけならプロの方が撮ってくれる綺麗な写真が一番なのですが、自分が発信する場合には人様の写真を勝手に載せることはできません。
だから、そんなに写真が上手くなくても機材がショボくても、自分で撮るしかないんですよね。
デジタルカメラが普及した2000年代もずいぶん便利になったなあと思ったものですが、最近ではスマホで写真を撮ってその場で発信できちゃうんですから、便利ったらないですよね。
大昔から競馬をやってる者の、個人的な感慨でした。